心理カウンセラーに心は治せるか?

風邪や骨折、といった目に見てもわかるような病気と違って、心の病気にははっきりとした形はありません。そのため、「仮病ではないか?」と思われてしまう事も多いのが心の病気の治療を一層困難にしています。心の病気を患っている人の中には、実際に身体の不調を訴える人もいますが、その状態が仮病だと思われてしまうのです。心理カウンセラーにかかる場合、心療内科などの病院系のカウンセリングではない場合には、治療行為は行わないのが普通です。心理カウンセラーが行うのは、あくまでも患者さんの話を聞いて会話をすることで心の状態を改善させていくことです。カウンセリングを受ける際はそのことを知っておくようにしましょう。心の病気を心理カウンセラーが治せるかどうかは、80%以上は患者さん次第です。心の病気は結局本人の中で何かが変わらなければいけません。カウンセラーはそれを探す手助けをする立場です。

子供の心と心理カウンセラー

子供のための心理カウンセラーというのもいます。社会福祉などを手がけるソーシャルワーカーが手配することが多く、親子関係等に問題がある子供たちのカウンセリングを行います。そのほか、学校に行くことを拒否しているような登校拒否の子供に対してもカウンセリングを行うケースもあります。この場合は親が子供のためを思って通わせるケースが多いのですが、これには一長一短があります。まずメリットとしては子供が自分の問題を発見するきっかけとなり、学校に戻ることが出来るようになるケースです。こちらは理想的な流れです。逆にデメリットとしては、結局は親が子供の問題に介入していることになり、人任せの決断に陥ってしまっている所です。たとえ親子であっても、他人の意思に介入してしまうことには些か問題が感じられます。その所は心理カウンセラーがしっかり説明しておくべき所でしょう。

心理カウンセラーから見た介入

介入というと、トラブルなどの仲裁を行ってくれるイメージがして、何となく正義の味方が現れたような聞こえがしますね。しかし、心理カウンセラーに言わせると、これは他者の問題に介入することで、結果的には介入した人に本人の問題を投げてしまっていることになるのだそうです。つまり、介入者が考えた決断なので、本来問題を解決するべき本人は何もしなくて良いと無責任な状態になってしまうということです。心理学では、介入という行為はあまり好しくないと考えられています。こういう言い方は時として批判されることもあるでしょう。「無抵抗の弱者を助けて何が悪いのか?」という人もいると思います。しかし、弱者と考えてしまっているところが既に問題です。弱者ではなく、人間は全て対等な関係だと考えるのが心理学では考え方の根底にあるからです。

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